病を水に流す意味があるので早めに消費できる物を選ぶ

御見舞御礼は名前の通り、体調不良などの際に贈られた御見舞への返礼品です。気遣ってくれたことへの感謝の気持ちを示す意味があります。御見舞を受け取ってから約10日ほどが御礼を贈るのに最適なタイミングとされ、品物も飲食物や使用頻度が高い日用品が適しています。形が残らない消耗品が適しているのは「病を水に流す」意味が込められているためです。水に流すという言葉からタオルや洗剤など、水を連想させる品物が用いられることもあります。金額については御見舞で贈られた品物の半額程度が無難ですが、あまりこだわる必要はありません。しかし、貴金属や高級ブランド品など極端に高額な品物は返礼品には不向きなので避けるのがマナーです。

カタログギフトはもっとも無難だが注意点もある

御見舞御礼に限らず、様々な贈り物に適しているのがカタログギフトです。カタログに記載されている品物を贈った相手に選んでもらうカタログギフトは好みに合わない物や不向きな物を誤って贈る心配がありません。そのため、贈り物のマナーに関する知識が乏しい人でも安心して贈ることができます。相手に失礼の無い贈り物として広く普及しているカタログギフトですが、贈った相手にお任せする形になる点は注意しなければいけません。複数の品物から選ぶので目移りしやすい他、ほとんどのカタログギフトには使用期限があることも併せて注意します。相手に届いた時には期限切れになっていたという事態は絶対に避けなければいけません。そのため、購入する際は品ぞろえの他に使用期限を必ず確認します。